ユカログ

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28歳・Travel Writer

ブータン旅行記①ティンプーで幸福について考える

過去の海外旅行を振り返ろう、今回はブータン編です。この国、「ガイドを付けたツアーじゃなきゃ観光禁止」というルールがあります。そして旅行代金はなかなか高額。
しかし当時、日本との国交樹立30年を記念して「日本からの航空料金・ホテルは最大50%割引」というスペシャルオファーを国が実施。こんな機会はないと、迷わず申し込んだのでした。

ブータン旅行記 1日目

日本→ブータンの直行便はありません。タイトランジットで移動です。到着前からもうすでに美しい。

フラッグキャリアの「ロイヤルブータン」。麒麟ビールタッチのイカつい龍がトレードマーク。国旗柄です。カッケー

ガイドさんとドライバーさんと無事合流。わたしたちと同じくらいの年齢の若者男性2人組。今回は大学の友達2人との旅行だったので、5人行動。「自然を感じられるツアーを3泊で組んで」と超ざっくりなオファーをしておきました。

「まずはランチ行こっかー。途中に綺麗な橋あるから、見ていく?」とのこと。ええもちろん。これが首都ですよ。圧巻です。空港からここまで来るのに見えたのも、ずうっとこんな感じの景色でした。

「ほら!ここ!おいで!」
橋ってこれ!?さすがにレインボーブリッジみたいなのは期待してなかったけれど、眼鏡橋くらいの丈夫なのを予想していたよ。網やん。

「怖い!これ橋じゃない!」ワーワーいうわたしたちの先をズンズン歩くガイドさん。
「こっちの橋なら大丈夫でしょ!あっそこ、ミシミシするから気をつけてね」。よけーこわい!

ひと騒ぎしてテンション上がり車にお戻り。無限と続くこの風景。ぼくのなつやすみな世界です。

レストランのある市街地っぽいところに到着。都心部もこんな感じで、とてもガランとしています。景観を守るべく、「5階以上の建物を作っちゃダメ」という法律があるそう。

ランチタイム。観光客向けのお店らしく、清潔で立派なハコですが、お客さんはわたしたちのみ。うーむ、内陸国らしい茶色いラインナップ・・・。

炭水化物オンパレード。味付けは辛め。割となんでもかんでも唐辛子が入ってる。

意外なのがビールがちゃんと置かれてたこと。しかもブータン産!ここにも国旗の白龍が描かれイカす。ラガー表記ですが苦味少なめ。

お腹を満たしてまた移動。「メモリアル・チョルテン」というお寺です。時計回りに歩いて参拝するとのこと。

大半が現地の人でしょう。みなさん、まるでいつもの散歩コースを歩くかのようにスタスタ歩いておりました。

近くには青空ベッドでお昼寝中の人も。平和そのもの。
ところでブータンといえば「幸福の国」と連想する人も多いと思うのですが、それってどうなんでしょう。

こんなに規制されて、海外からの旅行客も少ないと、自国の環境を客観視することは難しい。いろんなことについての比較基準を持たない中での「幸せ」って、本当に「幸せ」?

「幸せ」とは主観的なもの、物質的な状態ではなく心の状態を表すもの、というのは10000%同意ですが、比較対象が少なすぎると「幸せか、そうでもないか」という判断もできないとも思うのです。

例えばブータンで生まれ育った人が1ヶ月間、麻布のタワマンで生活したら「こっちの方が良い!」と思うかもしれない。そしたら過去感じていた「幸せ」は幸せでなかったということになるし、反対に「ブータンの方が良いや」と思えたなら過去の「幸せ」を肯定できる。

でも相対的な基準を持たずに「幸せ!」と言えることは全然悪いことでもないと思う。「いろいろ知らない時の方が幸せだった…」って思うかもしれないもんね。
ちなみに今調べてみたところ、ブータンの幸福度は2019年に95位まで低下したそう!グローバル化が進んだということかしら。

こんな意味のないことをウダウダ考えられるのも、日本に生まれてヨユーがあるからだよなあとありがたくと思う。生まれる場所が違えば、こんなこと考えるヒマなく、生きるために生きる状態だったでしょう。

お寺の観光を終えると、一旦ホテルへ行くとのこと。荷物を置くのかと思いきや「ブータンの衣装着る?」とのお誘い。民族衣装を着て観光させてくれるらしい!着付けてもらいます。

どこへ行くのかとワクワクしながら到着した先は、なんとマーケット。なんで着替えたんだろう・・・まあ気分が盛り上がるから嬉しいのですが。

食料品市場のはずですが、食べるためのものかどうかさえよくわからないものがたくさん。わたしたち以外は完全に地元の人。

店番してるのは女性が多め。ガイドさんが「ブータンのフルーツ買ってあげるよ」とのこと。でっかい梅みたいなものを渡されました。

「もっと笑顔で!美味しそうに見えないよ!」と言われた。正直者ですまんな・・・

続いては「タシチョ・ゾン」と呼ばれる中央政庁へ。着替えたのは、ここに来るためだったそう。観光客でも正装じゃなきゃダメなんだって。

「政治の中心」っていうから国会議事堂みたいなところを想像していたけれど、入場したのは立派なお寺みたいなところ。びっくりなのが、この建物、釘を全く使わず作ってるんだって!木を組み合わせて建てる技法があるらしい。

モーレツな雨!ワタワタするわたしたちを眺めながら「すぐ止むから大丈夫だよ〜」とのほほほほほんなガイドさん。

しかしおっしゃる通り、5分後には雲がなくなり晴れました。スコール?

ホテルにお戻り。ふっとテレビをつけるとディズニーチャンネルドラえもんが放映されてました。のび&しずがBBQというワイルドな画で、偶然だと思うけれどブータン版みたいに見えた。

夕食。洋食ビュッフェで、割と食べ慣れた味。別銘柄のビールを発見して、オーダーです。ラベルにある「スーパーストロングビール」はハッタリで、麦茶みたいな爽やかさ。

というわけで1日目おしまい。次回はでっかい大仏や崖っぷちに建つお寺の様子をご紹介。

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